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一人暮らしの用語集


土間

土間とは、日本建築に於ける家屋内の一部を構成する間取りで、玄関の土足で使う範囲のことです。日本の伝統的な民家や納屋の屋内空間は、地面より高くしつらえられていることが多く、木の板などが敷かれた「床(ゆか)」と、地面と同じ高さの部分を土間とに分けられます。
土間の仕上げには、三和土(漆喰を塗り固めた床)、珪藻土、コンクリート・タイルなどがよく使われ、石やタイル張り、土砂利仕上げなどもあります。用途上、防水性があるものが使われることが多いです。地面とほぼ同じ高さで、生活空間である廊下・居間・寝室といったようなその他の部屋よりも一段低くなっており、屋外と連絡するためのスペースでもあります。人が出入りする、大きく開く扉や引き戸が必ず設けられています。
現在では、縮小化されたものが同じように呼ばれていますが、本来は「地面と同じ扱いの屋内の部屋」という性格がありました。現代の民家建築では、土間は単なる屋外と屋内の境にある玄関の狭小な空間に縮小しており、単純に靴を脱ぐための場所と位置付けられ、伝統的な土間のは少なくなっています。
土間は基本的に戸外と同じ扱いであるため、一時的に土間に下りる場合でも、突っ掛けなど簡易的な履物をはきます。
⇒住まい・住宅関連の用語集「住辞苑」の土間とはもご参照ください。



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